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その476 なかなか良いぞ!VEGAS Pro19・・・『アップスケールについて』・その2 [パーソナルレッスンより]

こんにちは、
イイダです。

VEGAS Pro19の新機能である、
アップスケールについての、
解説の続き(2回目)にはいります。

前回の内容を御覧になっていない方は、
まず先にこちらを御覧下さい。


その475
なかなか良いぞ!VEGAS Pro19
『アップスケールについて』・その1

https://vegas.blog.ss-blog.jp/archive/20210921



前回の内容を踏まえて、
今回はアップスケールの、
倍率を決める要因についてお話しします。




ビデオFxのチェーンから、
順番を入れ替えたのが下図です。

よ~く御覧になって下さい。

スケーリングがグレーアウトし、
倍率も『6』と表示されたまま、
グレーアウトしています。


001.jpg


これはどのような意味なのでしょうか?

スケーリングの倍率は調整不可で、
倍率は『6』倍なのです。

どうして『6』倍なのか?
だれが『6』倍と決めたのか?

これを解く鍵は、
プロジェクト(設計図)の
解像度にあります。

002.jpg

プロジェクトの、
現在の解像度は4K(3840x2160)です。

アップスケールをしようとした材料の、
解像度はSD(640x360)です。

640x6倍=3840になります。
だからアップスケール率は、
6倍になったのでした。

6倍とは、
VEGASが決めたのでありました。


とするならば、
検証としてプロジェクトの解像度を、
フルHD(1920x1080)の状態にして、
ビデオFxのアップスケールを
適用してみますね。

003.jpg

プロジェクト解像度を
1920x1080に変更してから、
ビデオFxのアップスケールを適用すると、
その倍率は『3』倍になりました。

004.jpg


ここまでお話ししたら,
貴方の頭の中では、
アップスケールについて、
かなりの整理が出来た事と思います。

VEGAS Pro19に備わった、
アップスケール機能は、
プロジェクトの解像度が、
そのアップスケール率を決めるのでした。

ところで、
どの程度の効果があるのでしょうか?
下図は処理前と処理後の画になります。

005_オリジナル.jpg


006.jpg

全体をぱっと見ただけでは、
ほとんど差が見つかりません。
そこで、
部分的な拡大をして見ます。

007.jpg

上図では、
解像度の低い画を拡大しているので、
岩の縁がブロック状になっています。


008.jpg

アップコンバートした後では、
岩の縁が(微妙ですが)滑らかになっています。

アップコンバート処理の前後の差は、
おおっと言うほどには大きくありませんね。

VEGAS Pro19の更新があって、
今は使えない『シャープ』が使えたとしたら、
今以上にクッキリと映るかもしれませんが・・・。


またこのような処理の見え方は、
貴方が御覧になるモニタの大きさと、
その解像度にも左右されます。

モニタが小さければ、
やはり差を意識することは、
難しいでしょうし、
モニタの解像度も関係します。

また、
このアップスケール処理には、
それなりの時間が掛かります。

PCに対する負荷が
大きいのだと思います。

そこで、
イイダがこの機能を使うとしたら、

ここぞという材料についてのみ、
アップスケールを掛けて、
その材料のみをレンダリングして、
これを材料の一つとして使います。

貴方が編集するときの、
プロジェクト解像度が4Kのときで、
材料のほとんどは4Kだけど、
一部にフルHDの材料があるようなとき、

編集時間に余裕があるのであれば、
フルHDの材料を4Kに、
アップスケールされるのが、
宜しいかと思います。

あくまでも編集者の、
自己満足に過ぎなくなりますが、
編集していて気分が良いと思います。


お疲れ様でした。
今回はここまでとします。


山梨のイイダ拝


追伸:
VEGAS Pro19 Editでさえ、
ここまで遊べるのですから、
今回のVEGAS 19シリーズは、
お得だと思います。

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