SSブログ


その293 グラフィックスボードの交換ならQuadro P600がお手頃です。 [裏技・テクニック・Tips]

こんにちは、
飯田です。

10月28日(日)の
ソニーストア大阪様でのワークショップにて、
グラフィクボードのご質問をいただきました。

今現在はCPU内蔵のグラフィックチップですが、
マザーボートを見たらグラフィックボードを
増設できそうなんです。

お勧めはありますか?


こういうご質問も大歓迎であります。
とても嬉しいです。

これからお話しする内容は、
デスクトップPCについてのみ
当てはまります。

ノートPCをお使いの方は、
今回はスルーして下さいませ。

しかしながら今後において、
ノートPCの購入を検討されていて、

そのメーカーが、
エプソンダイレクト、
マウスコンピュータ、
ドスパラ(DOS/Vパラダイス)などの、

ほぼ自作PCに近いノートパソコンの場合には、
お役に立つかもしれませんので、
お付き合いいただけましたら嬉しいです。


いままでの8年以上に及ぶ、
パーソナルレッスン経験から、
数多のPCに触れてきました。

そうした中で、
お手頃価格で手の出しやすくて、
Vegasできちんと動くグラフィックボードは、
nVidia Quadro P600です。

アマゾン価格で
25,417円です。(2,018年10月30日現在)




ELSA NVIDIA Quadro P600 グラフィックスボード VD6271 EQP600-2GER

ELSA NVIDIA Quadro P600 グラフィックスボード VD6271 EQP600-2GER

  • 出版社/メーカー: エルザ
  • メディア: Personal Computers











Geforce系に手を出されるよりも、
きちんと動くので手堅い選択かつ、
価格もお手頃だと思います。

ところで、
どうしてこんな話を・・・と、
思われるかもしれません。

その理由ですが、

貴方が拙ブログを精読されていると、
なんとも不思議なことに、
今まで以上にVegasが、
使いこなせるようになってしまうのです。


え~、マジか!というお声が聞こえてきそうですが、
マジです。


ワークショップやパーソナルレッスン、
そしてリモートレッスンを受講された方には、
この意味がよ~くお判りになるかと思います。

なぜならば拙ブログの位置づけは、
イイダのレッスンとワークショップの
アフターフォローだからです。


さらには、
『60分で解るVegas』解説動画DVDを
御覧いただいた貴方への
アフターフォローも兼ねています。

ですから、
貴方は拙ブログを読み続けているだけで、
Vegasが出来るようになってしまうのです。


貴方にとっての『普通』のレベルが
異常に上がるからです。


そして、

Vegasの編集レベルが上がると、
次に何をしたくなるかと言えば、
より凝った映像効果を使いたくなるのです。

では、
より凝った映像効果とはなんでしょうか?

それは
サードパーティ製の映像効果で、
特に3Dを使ったトランジション(場面転換効果)です。

専門的に表現すると、
サードパーティ製のプラグインツールと言いますし、
具体的にはパーティクル効果等です。

Vegasの映像効果でお話しすると、
その代表的なプラグインツールメーカーは、
NewBlueFx社になります。



Magix社のUSAサイトです。
このサイトの一番下に
協力メーカーの一覧が載っています。

2018-10-30_21-57-00.jpg



Vegas Pro15や、
Vegas Pro16 をお持ちの方は、
おまけのソフトとして
NewBluFx社のプラグインソフトが付いているはずです。

Vegas Pro15 には、
NewBlue FX Filters 5 Ultimateという、
色調整用のソフトが付いていいますし、

Vegas Pro16には、
NewBlue Essentials 5 Ultimateという、

各種効果の中から選りすぐりの
映像効果をピックアップしたソフトが付いているので、
お持ちの方はご理解いただけると思います。

https://www.newbluefx.com/



そしてこのNewBlueFX社のプラグインの中で、
特に使いたくなるのが、
場面転換(トランジション)効果です。

https://www.newbluefx.com/products/transitions/


なんといっても、
3D効果のあるトランジションが用意されているからです。

ですので、
貴方もこのような3D効果のある
プラグインをきっと使いたくなることと思います。


ちなみに、
過去のVegas Pro販売において、
このトランジション効果は
おまけで付いてきていませんので、
2年ほど前にイイダが自分で購入し実験しました。


ミーハーなイイダは
単品で299ドル(1ドル112円として33,488円)の
(当時発売されていた)Transitions 3 Ultimateを購入し、
愛用のVaio Z Canvas+Vegas Pro14で使用したのです。


VAIO Z Canvasのグラフィックチップは
CPU内蔵のintel Iris Pro5200でしたが、
その結果は見事に撃沈です。

Vegasに標準で備わっている
トランジション、ビデオFXは
なんの問題無く動きますが、

NewBlueFX社の3Dトランジションは、
やはりグラフィックへの負荷が大きいようで、

この3Dトランジションが掛けてある部分で、
Vegasがフリーズするか、

フリーズはしなくても、
レンダリングしたファイルに
ノイズが入ってしまいました。

あちゃ~、やっちまったか!
33,488円をドブに捨ててしまったか!と
後悔しながら、

デスクトップPCではどうだろうと思い、
自作のデスクトップPCで試してみました。


イイダの自作PC歴は
30年ほどになります。

自分で使うデスクトップPCはもとより、
自作PCを自分で組み立てて、
その販売も行ってた時期もあります。

ですので、
PCの組み立て、分解、
改造、修理、Windowsのリカバリ、
デバイスドライバの入れ替えはお手の物です。

目を瞑っていても、
PCを組み立てることが出来ます~なんちゃって!


デスクトップPCのグラフィックボードは、
そのために8万円ほどの出費で購入した
nVidiaのQuadro K2200です。

GeForce系と迷いましたが、
なかなかな金額なので、
安全パイでQuadroを選んだのです。

きっとご存じかと思いますが、
GeForceは処理速度重視で、

Quadroは計算の正確さ重視の
グラフィックチップです。


こちらは見事に動作し、
さらにはレンダリング時間も短縮されました。

ところで、
この私の結果を見守っていた、
東京のお客さま(リモートレッスンの受講生さん)が
いらっしゃいました。

こちらのお客さまは
この3Dトランジションをとても気に入られたようで、
自分もこのトランジションを使いたいとのことでした。

そうは言っても
お客さまがお使いのPCはノートPCですので
グラフィックボードの交換や増設は出来ませんし、

当然のことながらNewBlueFx社の3Dトランジションは、
上手く動きません。

ですから、
パソコンを買い替えなくては不可能です。

しかも自作パソコンのような
カスタマイズが出来て、
保証がきちんと付いているメーカー製にかぎりますと、
パキッと、言い切りました。

Quadoroを選択できて、
(過失でも対応可能な)
3年保証がついているパソコンは、
富士通のカスタマイズしたデスクトップPCか、
エプソンダイレクトしかないです。

Cドライブ用にSSDを選択し、
メモリを32GB積んだら、
おおよそ40万円くらいになります。

Vegas Proのソフトが12,800円なのに、
サードパーティー製の
3Dトランジションを動かすために、
40万円以上をパソコンに掛けるのは馬鹿げていますよ!と、

諦めてもらいたい一心で、
親心からキツくお伝えしたのですが、

流石にイイダの受講生さんであります。
やっぱりぶっ飛んでいました。


後日に、
電話があったのです。

イイダ先生のおっしゃるとおりに、
富士通のデスクトップパソコンを
カスタマイズして購入しました。

メモリは32GB積んで、
nVidia  Quadro K620を積みました。

(当時はK620であり、
K620の新しいバージョンがP600になります。
GPUコアの世代がP66の方が新しくなっています)



これでPCの初期設定と
Vegasの設定をして下さい!


恐るべきお客さまでした!
山梨のイイダは「ぐうの音」も出ません。

山梨から特急あずさで上京して、
PCの初期設定とVegasの設定、

NewBlueFx社から
トランジションをダウンロード購入し、
Vegasでの動作確認です。

NewBlueFx社の3Dトランジションは
見事に動いて、

レンダリングファイルにも
ノイズは乗りませんでした。


このような事例がありますので、
山梨のイイダは、
nVidiaのQuadroを信用していますし、

K620でもOKでしたので、
グラフィックチップを選ぶなら
Quadroだと確証を持っています。


グラフィックボードの交換、
若しくは増設が出来るデスクトップPCを
お持ちであれば、

現在発売されているQuadro P600は
新しい世代(パスカル世代の)ですから、
当然に行けるのではないかと思います。



ELSA NVIDIA Quadro P600 グラフィックスボード VD6271 EQP600-2GER

ELSA NVIDIA Quadro P600 グラフィックスボード VD6271 EQP600-2GER

  • 出版社/メーカー: エルザ
  • メディア: Personal Computers

もっとも、
ご予算的に上を狙えるのであれば、
その方がよりお勧めではあります。



ELSA NVIDIA Quadro P2000 グラフィックスボード VD6269 EQP2000-5GER

ELSA NVIDIA Quadro P2000 グラフィックスボード VD6269 EQP2000-5GER

  • 出版社/メーカー: エルザ
  • メディア: Personal Computers

貴方のグラフィックボード選びの、
お役に立てれば幸いです。


今回はここまでとします。

お読みいただき、
有り難うございました。


山梨の飯田拝



2021年8月26日追記:

VEGAS Pro17以降は、
nVidia社のGforceシリーズに、
最適化するように、
チューニングされています。


あなたがお持ちのVEGAS Proが、
Ver17、Ver18であったら、
Quadroではなくて、
GeForceをお選び下さいませ。



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。