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「Vegas、再び」 その53  3連休はストア名古屋に行こう! その3               ソニーストア名古屋 [イベント告知]

「飯田和佳のVegasパーソナルレッスン・銀座」からのトピックスをご紹介します。


こんにちは、山梨の飯田です。

7月16日~18日の3日間に渡って開催された、
ソニーストア名古屋様でのブラビア・ネットワークイベントですが、
お手伝いいただいたスタッフ(イベントコンパニオン)さん3名と、
山梨の飯田がチームを作り、
おかげさまで、ご来場いただいたお客様大喜び!という結果に終わったという
ご報告を前回の記事で記しました。

今回は、「チーム・イイダ」の結成の謎について記します。

Vegasのテクニカルなお話ではないので、
Vegasのテクニック、裏技、トラブルシューティングの記事を期待されている方は
読み飛ばして下さいね。


でも、「山梨の飯田がどのようなことを考えているのか?」とか、
組織体が結果を出す、それも普通の結果ではなくて、「目覚しい結果を出す」ということに、
ご興味がある方は、お付き合い下さい。

きっとお役に立てる「アイデア」だと思います。

さあ、それでは始めます。

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「チーム・イイダ」



飯田の日常は、
銀座・名古屋での「山梨の飯田によるパーソナルレッスン」や、
「個人のお客様への出張サポート」等の、飯田個人での仕事がメインですし、
今回のようなイベントでの講師も、単独でのお仕事であります。

どういう意味かといいますと、
イベント時に応援に入ってくださるコンパニオンさんは、基本的に
会場内での「お客様のご案内」と「イベント周知」がメインのお仕事ですので、
(彼女たちは基本的にモデルさんです)
飯田も、コンパニオンさんも、それぞれがお互いの役割分担をこなすというスタンスです。

つまりイベントでは、これが一般的なお仕事内容(業務)であり、
それぞれが、それぞれに於いて、持てる力を出し切ってお仕事をさせていただくということです。

しかしながら、今回の7月16日~18日のイベントでは、
久しぶりに、「頼りになる仲間」と共に創り上げたという感慨がありました。


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一般的な言葉で表現すると、「つながっている感覚」でしょうか。


人が集まっている状態を大きく分類すると、
「集団」、「グループ」、「チーム」、と分けられるでしょう。

「集団」とは、単純に「人が集まっている」状態であり、
「グループ」とは、「ある目的のもとに人が集まっている」状態だと思います。

イベントなどで、それぞれの役割分担の人が集まっている状態がこれにあたるでしょうし、
会社の中での「部」や、「課」や、「あるプロジェクトのために選抜された社員が集まった」状態も、
「グループ」といえると思います。

(巷では、簡単に「チーム」という言葉を使いますが、
「チーム」といえるためには、そこに、とても重要な要素が必要なのです)


ところで、「チーム」とはどのような状態をいうのでしょうか?


ここで一つの逸話をご紹介します。

今から二十数年前の社会人の駆け出しの頃に、
当時勤めていた会社の上司が話して下さったお話で、
いまでも心に残っているものです。

それは、「城を作る」 というお話です。


昔々のお話です。
あるお侍さんが道を歩いていると、
石を切っている石工Aに出会いました。


 侍  :あなたは何をしているのですか?

石工A :見てのとおり、石を切っています。

 侍  :そうですか。あなたは石を切っているのですね。


そうして、お侍さんが歩き続けていると、また石を切っている石工Bに出会いました。
再び、お侍さんは尋ねます。


 侍  :あなたは何をしているのですか?

石工B :私はお城の石垣を作っています。

 侍  :そうですか。あなたはお城の石垣を作っているのですね。



さらに、お侍さんが歩き続けていると、また石を切っている石工Cに出会いました。
またまた、お侍さんは尋ねます。

 侍  :あなたは何をしているのですか?

石工C :私はお城を作っています。

 侍  :そうですか。あなたはお城を作っているのですね。


お話はここまでです。

周りから見れば、石工はただ単に「石を切っている」だけです。
作業そのものは、本当に、ただ「石を切っている」だけなのです。

でも、その石工の意識を深くみてみると、

石工Aは、「石を切っている」、
石工Bは、「石垣を作っている」、
石工Cは、「お城を作っている」、

と、それぞれに違いがあるようです。


ここで言っていることは、「これが良くて、これがいけない」という「評価論」や、
「こうあるべきだ」というという「べき論」ではないのでご注意下さい。

「評価論」を振りかざしても、
「べき論」を振りかざしても、
人の心は変わらないですし、
そもそも、人の心は自由なのですから、
どのようなとらえかたをしても、それはそれで全てOKだと思います。


ところで、3人の石工の意識が違った理由は、
(心理学の言葉でいうところの)「所有・オーナーシップ」の有無にあります。


作業そのものは「石を切っている」だけ、なのですが、
それにもかかわらず、
自分の作業は「お城を作っている」と意識していることに、
「所有・オーナーシップ」があるということです。

「所有・オーナーシップ」とは、わかりやすく言えば、
「今の目の前にある結果は、全て私が創り出している」と認識できることと、
飯田は考えています。


ソニーストア名古屋さまでのブラビアネットワークイベントは、
その第1回目を、実は、7月2日~3日に行っていました。

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1台のBDレコーダーを2台に増やす裏技のデモンストレーション風景


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彼女がスマートフォンで電話を掛けている先は、もちろんブラビアです。



その2日間のイベントが終了したときに、
お手伝いしていただいたコンパニオンさんのお一人と
次のような会話があったのです。

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「飯田さん、今回は私たちの力不足で、
たくさんのお客様を集めることができなくて申し訳ありませんでした」。


「いえいえ、そんなことは無いですよ。何をおっしゃっているのですか?」


あまりにも唐突なことでしたので、すぐにはその言葉の意味が理解できませんでした。


「皆さんのお仕事は、ご来場されたお客様にイベントのご案内をすることなので、
私のデモンストレーションにお客様が集まるか否かというところまでは、
皆さんに責任は無いのですよ。」


「それに、私が話し始めたら、お客様は集まって下さいましたし、
お客様はみんな、ウンウンとうなずいて、いい話が聞けた!
さっそく家に戻ったらやってみるわ!!と喜んで下さったではありませんか!」


「飯田さん、私たちは、いくつものイベントのお仕事をさせていただいていますが、
講師の方がしゃべり始めたらお客様が集まり始めて、デモンストレーションが終わるまで
お客様が立ち去らずに聞き入っていたというイベントは滅多にありません。」


「こんなに面白くて、お客様の役に立つデモンストレーションですから、
もっとたくさんのお客様に聞いていただきたいと思ったのです。」


「ありがとうございます。プロの方にそのように感じていただけて、とても嬉しいです。
もしも次回のイベントが計画されて、そしてそのお仕事に、あなたがいらっしゃることがあったら、
よりたくさんのお客様に聞いていただけるような、アクションプランを計画してみましょうか!」


一緒に仕事をした方から、このような言葉をいただくことは、
ほんとうに嬉しいですよね。



このような会話があっての2週間後、
今回の7月16日~18日の3連休にイベントが開催されることになったのですが、

ラッキーなことに、今回のイベントには、
上述のコンパニオンさんがいらっしゃったので、
「さあ、張り切って3日間やりましょうか!」
「同じやるのなら、大いにお客様に喜んでいただきましょう!」ということになった次第です。


彼女たちの「きらめく笑顔」と、
「このデモンストレーションはぜひ聞いていただきたい」という
気持ちのこもったご案内のおかげで、

ソニーストア名古屋さまの正面入り口の特設ブースであるにも関わらず、
開始時間になると、お客様が集まって下さり、デモンストレーションが始まると、
更にお客様が集まってきて、足を止めて聞き入って下さり、大笑いと大興奮のなかで、
デモンストレーションのエンディングを迎える度に、毎回大きな拍手をいただきました。

本来ならば、「お聞き下さいまして、ありがとうございました」と
私のほうからお客様に感謝の気持ちをお伝えしなければならないのに、

「家に帰ってからすぐに役に立つ、いい話をありがとう!」と
逆にお客様がお礼の声を掛けて下さいました。

デモンストレーションをお聞きくださったお客様、
立ち見であるにもかかわらず、ありがとうございました。


そして、3日間のイベントが終わったときに、
一緒にイベントを創り上げていただいた、コンパニオンの皆さんそれぞれに、
どのような体験をしていたのかお聞きしたところ、
3人が3人共に、

とても楽しい3日間でした。
自分がお声掛けしたお客様が、イベントを聞いて下さっていることにとても感動しました。
聞いて下さっているお客様が喜んでいる姿を見たら、自分も嬉しくなりました。
このイベントを自分が作っているような感覚がありました。
ご一緒にお仕事をさせていただき、とてもワクワクしていました。

とおっしゃってくださいました。


一緒にお仕事をさせていただいた、とても麗しい3人のコンパニオンさんは、
それぞれに、今回のイベントを所有して下さったようでした。

自分がステージに立って、デモンストレーションをしているわけではないけれど、
今、この瞬間の、お客様が喜んで下さっているという現実・結果を
私が創り出しているんだ!という気持ちでいてくださったのだと思います。

(その方の意識のあるところ・「人の居る位置」は、会話から感じることが出来ます)

皆さんとジョイントしたお仕事は、エキサイティングで、スリリングで、
とても楽しかったです。
心から感謝しています。ありがとうございました。


一人の能力には限界があり、
一人で行う以上の結果を求めるならば、他の方と手を取り合う必要があります。

でも、ただ人手が多ければ良いのかというと、
そんなに簡単ではなさそうです。


集団は、    「1+1 が、1」 ですが、
グループは、 「1+1 が、2」  でしょうか。

そして、
チームになると、「1+1 が、10」 以上になるかもしれませんね。


複数人で何かを創り上げるときに、
「所有・オーナーシップ」という意識が、各々に有るのと無いのとでは、
その結果が大きく異なるようです。


20数年前に、かつての上司が話して下さった「城を作る」お話ですが、
恥ずかしながら、当時は理解できませんでした。
頭ではわかっていたつもりだったのですが、なにぶんにも実体験が少なかったので・・・。

使い古された言葉ですが、「仕事が己を成長させる」とは言い得て妙だと思います。

幾つもの失敗や成功を繰り返してきたから、
今、ここまで生きてきて、なんとなくわかってきた感じです。

当時の上司が、どのような想いを持って「城を作る」逸話を語って下さったのか、
今となっては知る術も無いのですが、あの頃に気が付いていれば、
上司ともっと美味しいお酒を酌み交わすことが出来たのに・・・と、
目頭が熱くなってきたので、今日はおしまいとします。


Vegas・テクニックの内容でないにもかかわらず、
ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。


明日からの7日間に渡る
銀座会場でのパーソナルレッスンの準備をしながら・・・。


山梨の飯田より


追伸:
ソニーストア名古屋のスタッフ様へ

デモンストレーションを行った飯田は、
非常に充実した時間を過ごさせていただきました。
その日、その日を完全燃焼したという、
やり切った体験をしていました。

スタッフ(スタイリスト)の皆さまも、
今回のイベントを所有して下さっていたのだと思います。
皆さんの瞳をみればわかります。

前回の結果も、今回の結果も、スタッフ(スタイリスト)の皆さんが創りだした結果です。
心から感謝!感謝!!です。
ありがとうございました。




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コメント 4

小平のゴチョウ

飯田先生
銀座でのレッスンお疲れ様です。

インスト-ルに関する質問
PCにvegasインストールしました。
疑問が3つ。
1:Vegas10 SoundfogeとVocal Eraserですが
 Soundforgeはインストールし、認証しました。Vocal Eraserも
 インストールできたようですが認証できません。
 レッスンでは、一度仮に素材を立ち上げて~とのお話でしたが
 この後のやり方をお教え願います。

2:今回初めてインストールするNewBlue cartoonrですが
  指示に従いやりました。が、本当にインストール出来ているか?
  疑問です。シリアルNO.が何パターンもメールされてきて、
  その一つで進みHPまでたどり着き、100%を確認して閉じました     が・・・vegas上で機能しているか?確認する方法ありますか。

又、3つのソフトに共通するOptional authentication はどのような場面に使用するのでしょうか?

vegas9
前作った作品が9でしたので、9もインストールしました。
3:cinescore studio1.0が不明です。
  インストールは終わったのに認証が出来ません。又、PC(デスク
  トップ)上に表示されていないので、どのような(アイコン)のどんな
  ソフトなのか??

以上インストールに関わる質問であります。
このPCはレッスンに持って行けないので
解説頂けましたら幸いです。



by 小平のゴチョウ (2011-07-27 17:28) 

オレンジ

飯田先生、今日はありがとうございました。
大変勉強になりました。
楽しかったです。

ゴチョウさんも頑張っているようで、
蝶々の飛んでいる作品を、
今度是非見せて下さい。

私も、次回までに完成させたいと思っています!
by オレンジ (2011-07-28 19:44) 

pink

飯田先生
オレンジさん同様、いつもに増して素敵なレッスンをありがとうございました。
計り知れないレッスン内容の豊富さ、こんなにもあるのですね!
ごちょうさん、今日の先生のレッスンは蝶をとばすくらいの驚きではありませんでしたよ!
素晴らしいテクニック、また、vegaを操る先生に脱帽です!
先生、また来月、オレンジさんの作品が楽しみです!


by pink (2011-07-28 20:08) 

山梨の飯田


pinkさん、orangeさん

今月のレッスン、お疲れ様でした。
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
私のほうこそ感謝しています。

今月のレッスンでは、
静止画でのスライドショー作成を中心に解説しましたが、
その解説の中でのテクニックは、全て素材が動画であっても
同様ですので、楽しんでみて下さい。

また、ご紹介したテクニックは、すべて今までにご案内した
テクニックの応用です。

今月いくつかご紹介したテクニックの基本は、全て「キーフレーム」です。


「飯田の公式」から、

「絵」に出来ることは「音」にもできる。
「音」に出来ることは「文字」にもできる。
「文字」に出来ることは「絵」にも出来る

でしたね。

ですから、「キーフレーム」という概念を飯田流で理解すると、

「絵」にできる「キーフレーム」は、
「音」にも、「文字」にも適用できて、

その「キーフレーム」操作方法は
「絵」であろうが、
「音」であろうが、
「文字」であろうが、
すべて同じ操作方法でいけるから、

覚えることは「1/3」でよいということになります。

そして、動画編集の調味料である、
「トランジション」と「ビデオFX」にも、
「キーフレーム」で変化を加えることが可能なので、
是非、触ってみてくださいね。

「正しいこと」より「楽しいこと」の
山梨の飯田より


by 山梨の飯田 (2011-08-02 12:18) 

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