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「Vegas、再び」 その40  「映像と音声の分離と結合」  基本偏               Vegas Movie Studio 使い方   [裏技・テクニック・Tips]

「飯田和佳のVegasパーソナルレッスン・銀座」からのトピックスをご紹介します。


こんにちは。山梨の飯田です。


さあ、来週の17日(火)から始まる、
東京・銀座ソニービルでの「飯田のパーソナルレッスン」の開催が近づいてきました。


皆さん、ワクワクしてきたでしょう?・・・皆さんの作品がまた大きくステップアップしますね!!

えっ!、ワクワクしているのは飯田だけ?(笑)

でも、今回の記事をご覧になると、きっとワクワクしてきますよ・・・きっと!



さて、先週は約1週間弱にわたり、ソニーストア名古屋さまにお邪魔していました。

名古屋でのお仕事の一端は、前回のブログでご紹介させていただきましたが、
実は、ソニーストア名古屋さまでは、
「TVのブラビアとBDレコーダー」のデモンストレーションだけではなく、
更に2つのミッションがあったのであります。

1つ目は、ソニーストア名古屋さまにて、「飯田のパーソナルレッスン」を開催することと、
2つ目は、ソニーストア名古屋のスタッフの皆さんに、
ハイビジョン動画ファイルを編集するに当たっての
現実的、且つ客観的な事実をレクチャーすることでした。

2011-05-04 20-47-44 - DSC08554_R.JPG
現実的且つ客観的に考えて、ハイビジョン動画ファイルを編集できるソフトは何があるのか!
ソニーの一眼カメラα・NEXで撮影した高解像度写真を動画で活かす手段には何があるのか!



DSC08588_R.JPG
御歳83歳になるTさま。前回と今回のレッスンで、なんと、スライドショーが完成!!


名古屋でのパーソナルレッスンと、
ストア名古屋スタッフの皆さんへのハイビジョン動画編集のレクチャーでは、
新たな気づきと発見がありましたので、折に触れてご紹介しますね。


ところで、
山梨の飯田は名古屋に入り浸ってしまって、
銀座のパーソナルレッスンを忘れてしまっているのではないか!と、
ご心配させてしまったかもしれません。


全くもって、そのようなことはございません・・・ご安心を(キッパリ!)


山梨の飯田は常に走り続けています。
自分自身を拡張させ続けることを心掛けています。


皆さんとの銀座でのパーソナルレッスンからの学びが、
名古屋でのパーソナルレッスンに活かされ、

名古屋でのパーソナルレッスンや、ブラビア・BDレコーダーのプレゼン等からの学びが、
再び、銀座でのパーソナルレッスンに活きてきます。

先月(4月)の飯田よりも、
今月(5月)の飯田は、更に拡張しています!(またまたキッパリ!)


そして、浅学非才ではありますが、
自分の持てる能力と知識と表現力の全てを総動員し、
レッスンでお会いできる機会が、一期一会だと思って毎月のレッスンに臨んでいます。


だからきっと、毎回のレッスンで、大笑いの台風が発生してしまうのでしょうね!(笑)


さて、今回は、映像と音声の分離と結合方法について、解説します。






今回も、少しボリュームがありますから、心して読み進めて下さい。

もしも、途中でわからなくなっても、そのまま最後まで読み進めて下さい。
コツは 「なんちゃって」 です。

「テキトー」 で良いんです。
「なんちゃって」 で、とりあえずやってみるのです。
「いいかげん」 でいいんです・・・講師の飯田がこんなことを言っていて良いのだろうか?(笑)

すなわち、 「いいかげん」 は 「良い加減」 につながります。


テキトーにやっても、Vegasは編集出来ちゃうんです。
そうやって、「なんちゃって」 でやって行くうちに、不思議とポイントが見えて来るのですよ!

ポイントが見え始めると、面白いように、次から次へと、
更なるポイントが見え始め、一気にそのポイントが繋がります。
(脳の神経細胞・シナプスの発達と同じです)


ですから、飯田のレッスンでは、
初心者の方のレベルが、あるタイミングで、
(しかも少ないレッスン時間で)急激に上がるのです。

皆さんにとって大事なことは、「正しい教え方」に則ったレクチャーを受けることではなくて、
心に描いたとおりの作品を創り出す事ですよね。

なんだかんだ言っても、作品を完成させたもの勝ちです。

「正しいこと」 や、 「正しい教え方」 は大切であるかもしれませんが、
その結果、退屈で、難しくて、作品が完成しなかったり、
動画編集そのものを諦めてしまうのであれば、これは本末転倒ですね。


山梨の飯田は、 「正しいこと」 より 「楽しいこと」 だと思っています。


今回のブログ記事も、2回、3回とゆっくり読み返すうちに、
必ずや、パッと霧が晴れるように解かりますからね!


前置きが長くなってしまいました。
さあ、始めましょう。


ハンディカム(若しくはデジカメ・一眼カメラの動画撮影)での動画ファイルは、
絵・映像と音声が一緒になっていますね。

ですから、Vegasで編集するときに、
材料(動画ファイル)をまな板(タイムライン)にのせると、
一つのファイルをのせただけなのに、
絵・映像と音声の2つに分かれて、タイムラインにのります。


bunri_01_R.jpg


上図では、映像が表示されているところが、映像トラックで、
波形が表示されているところが、音声トラックとなります。

音声トラックのところに、上下に2つの波形が表示されていますが、
この波形から、2チャンネルステレオの音声で編集をしているということがわかります。

2つの波形の上側が左(L)チャンネルで、下側が右(R)チャンネルとなります。


動画ファイルは映像と音声がセットになっていますから、
上図の絵の部分でも、音声の部分でも、
クリックして、「Delete」キーを押せば、映像も音声も消えてなくなります。


ところで、動画ファイルの映像だけを使いたい、
又は、音声だけを使いたいという場合があります。
このようなときに、映像と音声を分離させるにはどのようにするのでしょうか?


映像と音声を分離させたい素材の上に矢印(カーソル)を移動して、そこで右クリックします。
このときの矢印(カーソル)の位置は、映像の上でも、音声の上でも構いません。
どちらでもOKです。

すると、下図のように、サブメニューが開きます。


bunri_02_R.jpg

ここで、メニューを辿って行くのですが、
「グループ」→「グループから削除」と進み、「グループから削除」の上で、クリックします。

これで、右クリックしたところの動画素材の、映像と音声は分離できます。


ここで飯田の公式です。

Vegasでは、 「絵と音のセットをグループと呼ぶ」 です。


「絵と音のセット」をグループと呼ぶので、
絵と音を分離させる・バラバラにすることを、「グループから削除」と呼称しているわけです。


絵・映像と音声が分離されたので、
音声部分の上でマウスの左ボタンを押したまま右に引っ張ると、
音声部分だけが移動できます。

bunri_03_R.jpg


音声部分の上で、一度左クリックしてから、キーボードの「Delete」キーを押せば、
音声分だけを削除することもできます。

bunri_04_R.jpg


音声だけを使いたい、映像だけを使いたい、というような場合ならば、上記の方法で、
該当する素材の上で右クリックから、「グループ」に進み、
「グループから削除」をクリックすればよいのですが、

更に進んだテクニックとして皆さんがやりたいことの一つは、
マルチトラック編集のスイッチング(場面切り替え)だと思います。


スイッチングの解かり易い例は、TVの音楽番組でしょう。

最初に歌手が歌い始めたときは、正面から映っていますが、
あるタイミングで、横顔の映像に切り替わります。

このときの、歌手の口の動き(口パク)は当然ですが、歌とそろっていますね。
そして、あるタイミングで、口パクは合っているままに、正面からの映像に切り替わります。

このような映像効果をスイッチングと呼称しています。


ところで、皆さんの例になぞらえると、
3台のハンディカムを使って、一つの被写体に対して、
3台同時にそれぞれ異なった位置(左側から、正面から、右側から)から撮影したとします。

3台同時に録画スタートするとしても、
その録画開始のスタートが、3台とも全く一緒にはならない場合が多いですね。

そこで、3つの素材をまな板にのせて、音声波形で3つの素材の時間を合わせます。

複数の素材の時間を合わせるテクニック・裏技と、スイッチング(場面切り替え)の裏技は、
パーソナルレッスンで詳細に解説するので、安心して下さいね!

ここでは、3つの素材の時間をピッタリ合わせられたとして次に進みます。



bunri_05_R.jpg

上図では3つの素材の時間がピッタリ揃ったのですが、
3つの素材は結合していません。

ですから、このときにいずれかの素材を動かしてしまうと、
せっかく3つの素材の時間をそろえたのに、その素材だけ時間がズレてしまいます。

では、この3つの素材をくっつけて、1セットとして取り扱うにはどのようにするかというと、
次のようになります。

「Ctrl」キーを押しながら、それぞれの素材をクリックして選択状態にします。
ここでは、3つの映像と3つの音声を選択します。


bunri_06_R.jpg


そして、選択した、いずれかの素材の上で右クリックします。
サブメニューが出てくるので、「グループ」から「新規作成」に進み、
「新規作成」の上でクリックして下さい。

これで、上図の3つの映像と3つの音声は1セットとして取り扱うことができます。


ここでおさらいをしますよ。


飯田の公式

「絵と音のセットをグループと呼ぶ」ので、
「絵と音をバラバラにするには、グループから削除」
「絵と音をくっつけることを、グループの新規作成」


もっとも、映像から音声だけを削除して、複数の映像だけを1セットにすることも出来るので、
正確に表現すれば、

「複数の素材を1セットにすることを、グループの新規作成と呼ぶ」ということになります。


以上が素材の絵と音を分離させたり、
バラバラになっているものを一つにくっつけたりする方法ですが、
スイッチングの実際では、それぞれの時間を合わせた後に、
使用する音声は1つですよね。

bunri_07_R.jpg

ですから、音声波形を使って時間を合わせたら、まず、「グループから削除」を使って、
素材をバラバラにして、不要な音声素材を削除します。

その後で、素材の頭を揃えてから、
3つの映像と1つの音声を「Ctrl」キーを押しながら選択し、
右クリックから「グループ」に進み、更に「新規作成」へと進んで、
「新規作成」をクリックして、1セットにまとめるという手順になります。


もっとも、1セットにまとめた後で、やっぱり少し調整したいというのであれば、
その1セットにしたグループの中で、調整したい素材だけを右クリックして、
「グループから削除」をクリックすれば、その素材だけが、1セットの中から分離できますよ!
 
 
絵と音の分離についてのまとめが、
次の記事の挿入写真にあります。
宜しかったらご覧下さいませ・・・。



今回は、少し長くなってしまいましたので、この位にしておきます。

ここまで読み進めて下さって、ありがとうございました。
お疲れ様でした。

今回の操作が、映像と音声の分離と結合の基本操作ですが、
皆さんが既にご承知のように、
Vegasは、なるべく少ない操作で最大の効果を出せるように設計されていますから、
当然に裏技が用意されています。

次回の記事で、そのテクニックを記しますので、楽しみにお待ち下さい。


5月のパーソナルレッスンとこのブログでお会いしましょう!!




山梨の飯田より。


追伸1:
「山梨の飯田」のパーソナルレッスンについての
お問い合わせ、ご予約、スケジュール確認等は、
下記のソニーお客様ご相談カウンター銀座、名古屋へお願いいたします。

ソニービル4階で開催されます銀座会場での5月のレッスンは、
5月17日(火)から21日(土)までの連続5日間となります。

お蔭様で、各日ともほぼ満席ですが、
17日、18日の両日は、それぞれ17:10から2コマのみ、まだ余裕があります。
19日は全コマ満席です。
20日、21日の両日は、それぞれ18:00から1コマのみ、まだ余裕があります。

レッスンご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。



このブログは、「山梨の飯田」にご縁があった方のための、
アフターフォローという意味で、
世界一軽く動く Vegas習得のコツを記しています。


このブログをご覧になっていて、

「ハイビジョン動画編集をしてみたい!」、
「時間とお金は有効に使いたい!」
「Vegasを使いこなしたい」、
「どうせなら、非常にハイパフォーマンスのレッスンを受けたい」
「山梨の飯田」に会ってみたい!(笑)

というご希望がありましたら、
過去に「山梨の飯田」のレッスンの受講経験が無くても、
全くかまいませんので、お気軽に、下記の
ソニーお客様ご相談カウンター銀座・名古屋様までお問い合わせ下さい。

ちなみに山梨の飯田も、Vegasも、
お使いのパソコン、ムービーカメラ、
一眼カメラ等のメーカーは一切問いません。
もちろん、パソコンの腕前も問いません(笑)

ただし、VegasはOSがWindowsのみ動作しますので、
MAC使いの方はごめんなさい!

ソニーお客様ご相談カウンター銀座さま(ソニーストア銀座内)
ソニーお客様ご相談カウンター名古屋さま(ソニーストア名古屋内) 
 
 
 
追伸2:
Vegasというソフトを最速最短でマスターするには、
その骨格構造をイメージでとらえてしまうことが、
とても効果的で、
 
これがいわゆる「カレーの鍋理論」となります。
 
 
このカレーの鍋理論を基に、
「飯田の公式」を組み合わせると、
単にそれだけでVegasでの編集は出来てしまいます。
 
 
拙ブログをお読みいただいているあなたへのお礼として、
「カレー鍋理論」と「飯田の公式」の資料を
プレゼントさせていただこうと思います。
 
 
Vegasのマスターも同様ですが、
日常生活やお仕事についても 
めざましい結果を作り出すためには秘訣があります。
 
それは、
ものの見方を変えることです。
 
今までと同じ考えや行動を繰り返して、
異なる結果を期待するのは狂気である。
(アインシュタインの言葉)
 
 
あなたが手にする結果を変えるためには、
ものの見方を変える必要があるのです。
 
カレー鍋理論と飯田の公式は、
あなたが手にする結果を
目覚ましく変えることでしょう。 
 
 
 
すでに私のレッスンを受けられた方は
復習と意識のブラッシュアップのために、
 
Vegasを使いこなしてみたいと
あこがれていらっしゃる方には、
その導入編として、
 
カレー鍋理論と飯田の公式に触れてみて下さい。
 
 
ご希望の方は
下記リンク ↓↓↓ よりお申し込み下さい。
 
 
 
私からのお礼の気持ちですので、
もちろん無料です!! (追記:2013年10月19日)
 




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コメント 6

ミヤ

毎日のように興味深く記事を読ませて頂いています。
映像と音のグループ取り扱いについてよく分かりましたが、
左右の音(L,R)について別々に取り扱うことは出来るのでしょうか? 例えば左の音をグループから削除とか。

by ミヤ (2011-08-03 17:49) 

osamu

削除した音声ファイルを残してある映像ファイルから復活できますか?マルチトラックで音声ファイルを削除して編集後、ずれを確認し、ずれを修正するために音声が欲しいのですが、出し方がわかりません。よろしくお願いいたします。
by osamu (2018-06-13 09:46) 

山梨の飯田

osamuさん こんにちは、飯田です。

まな板上にある材料の必要な部分だけを残し(トリミングし)、
その後で音声だけを削除した場合に、
削除した音声を再び表示させることは出来ません。

例えば元々の長さが30秒ある材料が
マルチトラック編集で5秒になって、
すでに音声は削除してあるとします。

このときに、
もう一度音声を表示させてタイミングを修正したいと言うことだと思うのですが、
この状態で音声を表示させることは出来ないと思います。

そこで、
きっと幾つかの方法があるかと思いますが、
私ならこのようにするという方法を記しますね。

音声を復活させたい材料(5秒にトリミングしたの材料)の上で右クリックし、
サブクリップの作成をクリックします。

すると材料置き場の中にサブクリップが現れます。

このサブクリップは、
すでにトリミングされているピッタリの長さ(5秒)で、
しかも音声も含まれていますから、
このサブクリップをまな板上の(音声を削除した)材料と入れ替えます。

入れ替えるときの便利な方法はないので、
解りやすく操作するのでしたら

1つ目の方法、
音声トラックと映像トラックを追加して
この新たに創ったトラックに材料置き場からサブクリップをドラッグして、
音声を削除した材料と置き換えるか、


2つ目の方法
材料置き場の中のサブクリップを右ドラッグして、
映像だけの材料の上でマウスから指を離します。

表示されたメニューから
「オーディオのみ」→「オーディオを時間帯にまたがって追加」

すると音声だけがまな板に載ります。

この状態では
映像と音声は別々ですので、
映像を音声をコントロールキーを押しながら2つ選択状態にして右クリック。
「グループ」や「グループの新規作成」をクリック

これで映像と音声がくっつくので、
音声波形をみながら再度タイミングを調整します。

宜しかったら試してみてください。

山梨の飯田拝

by 山梨の飯田 (2018-06-14 06:10) 

osamu

山梨の飯田拝様
返事が遅くなりまして申し訳ありません。
この方法でしたらうまくいくと思います。
ありがとうございました。
by osamu (2018-06-19 14:24) 

rantan

分かりやすい解説で助かっています。(レンダリングが終わるまでは、落ちるか落ちないかのハラハラドキドキです)

欲を言えば、詳しく解説された書物として出版してほしいと感じます。



by rantan (2019-05-25 07:51) 

山梨の飯田

rantanさん

こんにちは、飯田です。
コメントありがとうございます
とても嬉しいです。

拙記事がお役に立てば
望外の喜びです。


山梨の飯田拝
by 山梨の飯田 (2019-06-03 10:37) 

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